百市村(読み)もものいちむら

日本歴史地名大系 「百市村」の解説

百市村
もものいちむら

[現在地名]桜井市大字百市

寺川上流に所在。北は南音羽みなみおとば村。中世の市場跡との伝承もある。慶長郷帳には「百野市村」とあり、村高一〇二・四石。元和郷帳には「枇市村」とみえる。江戸初期は幕府領(代官角南重勝)。元和五年(一六一九)郡山藩(松平忠明)領となり、のち同藩の二割半無地高増政策で村高一二八石となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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