皆谷村(読み)かいやむら

日本歴史地名大系 「皆谷村」の解説

皆谷村
かいやむら

[現在地名]東秩父村皆谷

坂本さかもと村の南、つき川の上流域に位置する。同川沿いに田中たなか・皆谷・広町ひろまち新田あらた鍛冶屋かじや、村の西方にそびえる大霧おおぎり山の南斜面山腹に小池こいけ小安戸こやすど森脇もりのわき不動沢ふどうざわ菅平すげのたいら荒神平こうじんだいら割岩われいわ八重蔵やえぐら山口やまぐち草和地くさわじ中の田なかのた湯野木ゆのき淵上ふちのうえ明平みようがだいら上野山うえのやま野土のつちうしろ、同山東向き斜面に梅の木平うめのきだいら嶽平たけんたいら貉沢むじなざわ橋内はしろうちの各小名集落が開かれている。玉川たまがわ領に属した(風土記稿)。永禄四年(一五六一)一一月一九日、松山まつやま(現吉見町)城主上田宗調(朝直)は、家臣の関口帯刀助に対して在所立返りを命じるとともに田地などを安堵している(「上田宗調書状」関口家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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