普及版 字通 「皸(漢字)」の読み・字形・画数・意味
皸
14画
[字訓] ひび・あかぎれ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は軍(ぐん)。〔説文新附〕三下に「足(さ)くるなり」とあり、あかぎれの類をいう。軍は龜(亀)(きん)と声近くして通用し、亀裂の意がある。あかぎれどめの薬を「不亀手(ふきんしゅ)の薬」という。
[訓義]
1. ひび、あかぎれ。
2. 亀と通じ、ひびわれのあるもの。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕皸 比弥(ひみ)、、佐介太利(さけたり)〔和名抄〕皸 阿加々利(あかがり) 〔名義抄〕皸 アカガリ 〔字鏡集〕皸 ヒビ・アカガリ
[語系]
皸kiun、龜kiuはその声が近く、皸は龜(きん)の声にかえて、軍を声符とする。
[熟語]
皸▶・皸手▶・皸皴▶・皸▶・皸裂▶
[下接語]
手皸
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報