盗人を捕えて縄を綯う(読み)ぬすびとをとらえてなわをなう

精選版 日本国語大辞典 「盗人を捕えて縄を綯う」の意味・読み・例文・類語

ぬすびと【盗人】 を=捕(とら)えて[=見(み)て]縄(なわ)を綯(な)

  1. 事が起こってからあわてて準備をしても間に合わない。時機に遅れては用をなさないことのたとえ。また、準備を怠って行きあたりばったりに物事をするのにいう。泥棒を捕えて縄を綯う。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
    1. [初出の実例]「経済書の売行が好いさうだが、何の事は無い、盗賊(ヌスビト)を見て縄を綯(ナ)ふやうなもんだ」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵〉青年実業家)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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