日本歴史地名大系 「盛光寺」の解説 盛光寺じようこうじ 熊本県:八代市八代城下本町盛光寺[現在地名]八代市本町三丁目菩提山と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。元和九年(一六二三)中津(なかつ)(現大分県中津市)で死んだ側室小上リンのため、同年中細川忠興が小上の弟一蓮社良運乗誉を開祖として西光(さいこう)寺を建立した。忠興の八代入城に従い西光寺も移り、その後盛光寺と寺名を改めた。「国誌」に「盛光寺支配也、初ハ塩屋町ニアリ、盛光寺住持ノ隠居所ナリ、今ハ上荒神丁ニアリ」とされる安昌(あんしよう)院は慶長九年(一六〇四)出雲で死んだ忠興長女長姫のために建立されたが、その後盛光寺に合併した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報