目を見る(読み)メヲミル

デジタル大辞泉 「目を見る」の意味・読み・例文・類語

を◦

体験する。目にあう。「一人だけいい―◦見る」「憂き―◦見る」「痛い―◦見る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「目を見る」の意味・読み・例文・類語

め【目】 を 見(み)

  1. 相手の目を見る。対面する。
    1. [初出の実例]「吾妹子に衣春日の宜寸川縁(よし)もあらぬか妹が目乎将見(めヲみむ)」(出典万葉集(8C後)一二・三〇一一)
  2. …の目にあう。…の経験をする。
    1. [初出の実例]「道はいと暗う細きに〈略〉すずろなるめを見ることと思ふに」(出典:伊勢物語(10C前)九)
  3. 目が見える。
    1. [初出の実例]「院にならせ給て、御目を御らんぜざりしこそ、いといみじかりしか」(出典:大鏡(12C前)一)
  4. 文字を解する。
    1. [初出の実例]「下臈なれどもみやこほとりといふ事侍れば、めを見たまへて、うぶぎぬにかきおきて侍りける」(出典:蓬左文庫本大鏡(12C前)上)

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