精選版 日本国語大辞典 「目無」の意味・読み・例文・類語 め‐なし【目無】 〘 名詞 〙① 目がないこと。また、そのもの。また、物を見る目のないこと。物の本質や価値を見抜く目を持たないこと。[初出の実例]「穴無しも目なしも交る小くら山」(出典:雑俳・柳多留‐六〇(1812))「華族の中に一大政治家が潜むで居らうとは、世間の没眼奴(メナシ)素より知らず、此喜多川自身すら知らなかった」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)② 「めなしおに(目無鬼)」「めなしどち(目無━)」などの略。[初出の実例]「四辻へ走り出ぬる子とも共 手をひろけつつ目なしとろとろ」(出典:俳諧・若狐(1652)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by