目界(読み)メカイ

デジタル大辞泉 「目界」の意味・読み・例文・類語

め‐かい【目界】

目に映る範囲視界
「―の見えぬ女の身」〈浄・百合若大臣

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精選版 日本国語大辞典 「目界」の意味・読み・例文・類語

め‐かい【目界】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「めがい」とも ) 目で見える範囲。視界。目そのものをさすこともある。多く、「目界見えぬ」の形で、目の見えない、目のきかないの意に用いる。
    1. [初出の実例]「御らうじ付らるる通りめかいのわるいもの」(出典:浄瑠璃・鎌倉尼将軍(1711‐12)四)
    2. 「眼界(メカイ)の見えぬものを、よくもこんな目に遭はせやがったな」(出典:心の闇(1893)〈尾崎紅葉〉五)

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