目皿漏斗(読み)メザラロウト

デジタル大辞泉 「目皿漏斗」の意味・読み・例文・類語

めざら‐ろうと【目皿漏斗】

多数小孔のある円板目皿)と組み合わせて用いる漏斗。多くガラス製または金属製で、漏斗の内側の目皿を取り付ける部分が摺り合わせになっている。溶液中の結晶などを分離する際に用いられる。

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化学辞典 第2版 「目皿漏斗」の解説

目皿漏斗
メザラロウト
funnel with flat perforated plate

漏斗の足に近い下部に,多数の孔のある小円板(目皿)を密着させ,その上に沪紙などをおいて減圧濾過の目的に使用する.この小円板を目皿といい,ガラス,磁製などの材質のものがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の目皿漏斗の言及

【漏斗】より

…このとき,ひだつきろ紙を取り付けて迅速ろ過をしやすくするため漏斗の内壁にひだをつけたひだつき漏斗もある。また小さな目皿をつけた目皿漏斗(図2)は,ろ紙をのせると少量の結晶の吸引ろ過ができる。かなりな量の結晶を吸引ろ過するのにはブフナー漏斗(図3)が用いられる。…

※「目皿漏斗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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