相去(読み)あいさり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「相去」の意味・わかりやすい解説

相去
あいさり

岩手県中南部、北上(きたかみ)平野の中央部、北上市の一地区。旧相去村。藩政時代、奥羽街道に沿う街村で、伊達(だて)領の北端に位置し、南部領の鬼柳(おにやなぎ)に接した。1642年(寛永19)に伊達藩(仙台藩)は相去に境塚を築き、屯田足軽を配置し藩境防備集落をつくった。これが現在の三十人町であり、藩境塚の一部も残っている。

[川本忠平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android