日本大百科全書(ニッポニカ) 「相去」の意味・わかりやすい解説 相去あいさり 岩手県中南部、北上(きたかみ)平野の中央部、北上市の一地区。旧相去村。藩政時代、奥羽街道に沿う街村で、伊達(だて)領の北端に位置し、南部領の鬼柳(おにやなぎ)に接した。1642年(寛永19)に伊達藩(仙台藩)は相去に境塚を築き、屯田足軽を配置し藩境防備集落をつくった。これが現在の三十人町であり、藩境塚の一部も残っている。[川本忠平] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例