精選版 日本国語大辞典 「相合袴」の意味・読み・例文・類語 あいあい‐ばかまあひあひ‥【相合袴】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 二人で一つの袴をはくこと。また、その袴。[初出の実例]「取わけ媒人(なかうど)があいあい袴でもあるまいと」(出典:歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)二番目)[ 2 ] 狂言。聟(むこ)狂言の一つで万治三年(一六六〇)刊の「狂言記」に見える曲目。大蔵(おおくら)・和泉(いずみ)・鷺(さぎ)三流では「二人袴(ふたりばかま)」、「天正狂言本」では「はかまさき」。三流と天正本では、袴が前後に二分されるが、「狂言記」では、袴を裂かないで一つの袴に二人が片足ずつを入れる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例