三流(読み)サンリュウ

デジタル大辞泉 「三流」の意味・読み・例文・類語

さん‐りゅう〔‐リウ〕【三流】

三つ流派。三派。
その分野で3番目に位置する等級二流よりまた一段劣った、程度の低いものをいう。「三流ホテル
[類語]二流三等B級Bクラス亜流二番煎じエピゴーネン

さん‐る【三流】

古代に定めた三つの流罪遠流おんる中流ちゅうる近流こんる

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精選版 日本国語大辞典 「三流」の意味・読み・例文・類語

さん‐りゅう‥リウ【三流】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 三つの流派。
    1. [初出の実例]「立花会。今時立花有三流、六角堂池坊、本能寺中大受院、河原町周玉是也、三流之徒弟互分争」(出典日次紀事(1685)臨時)
  3. 第三等の階級。二流までもいかない低い等級。転じて、きわめて質のよくないこと。
    1. [初出の実例]「製本装釘に苦心するは第一流なり、俗受を心配するは第二流なり、趣向文字に惨譫たるは第三流(サンリウ)なり」(出典:緑蔭茗話(1890‐91)〈内田魯庵〉)

さん‐る【三流】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「る」は「流」の呉音 ) 令制刑罰で、三種類の流罪(るざい)。遠流(おんる)中流(ちゅうる)近流(こんる)をさす。
    1. [初出の実例]「凡流人応配者。依罪軽重。各配三流」(出典:令義解(718)獄)

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