相模ダム(読み)さがみだむ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

相模ダム

富士山のふもとの山中湖を源流とする相模川をせき止め、相模湖を形成する。重力式コンクリート利水ダムで、堤の高さ約58メートル、幅約196メートル。相模湖の総貯水量は約6320万立方メートル。相模川水系の上水道水利権は県(給水区域は県央地域を中心に12市6町)のほか横浜、川崎、横須賀の各市が持つ。相模川水系は県内の上水道の約6割を占め、そのうち3割近くが相模ダムからの放流水。

(2016-12-23 朝日新聞 朝刊 神奈川全県・2地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

世界大百科事典内の相模ダムの言及

【相模湖】より

…神奈川県北部,津久井郡にある相模川をせき止めて造成された人造湖。面積3.26km2,京浜地域の工業化,都市化の進展につれ需要が増加した水資源を確保するため,神奈川県が1938年に相模川河水統制事業を計画,都市用水,工業用水,農業用水を取水し発電,洪水調節,観光などに資する多目的の相模ダムが40年着工された。第2次世界大戦のため工事は中断されたが47年完成,相模湖が誕生した。…

【多目的ダム】より

…すでに1920年代より,河川の開発は治水と利水を総合的に包含して行うべきであるとの思想が内務省の技術者に芽生えていたが,大正末期に物部長穂らによって,ダムまたは湖沼を利用して洪水を調節するとともに利水目的に役だたせようとの考えが提唱された。その思想が具体化したのが河水統制事業による神奈川県相模川の相模ダム,宮崎県小丸川の松尾ダム,青森県浅瀬石川の沖浦ダムなどであり,38‐39年に着工されたが,多くは戦後になってようやく完成された。これらは治水,発電,農業用水を総合した多目的ダムである場合が多かったが,当時は多目的ダムという正式の呼称はなかった。…

【治水】より

…39年ころからは,河水統制事業の名のもとに,洪水調節を主目的とするいくつかのダム計画が実施された。その典型例は1938年に着手された相模川の相模ダムである。第2次大戦のためその完成は47年になったが,このダムは洪水調節とともに発電用水力,農業用水開発をも目的とする,いわゆる多目的ダムであった。…

※「相模ダム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ミレニアル世代

《millennialは、千年紀の、の意》米国で、2000年代に成人あるいは社会人になる世代。1980年代から2000年代初頭までに生まれた人をいうことが多く、ベビーブーマーの子世代にあたるY世代やデ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

相模ダムの関連情報