相読(読み)あいよみ

精選版 日本国語大辞典 「相読」の意味・読み・例文・類語

あい‐よみあひ‥【相読】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) いっしょに読むこと。
    1. [初出の実例]「いざ、是へよらせませ。相読(アイヨミ)せふ」(出典狂言記・文山賊(1660))
  3. ( ━する ) ( 「よむ」は数えるの意 ) 銭などを、いっしょに数えること。
    1. [初出の実例]「Aiyomi(アイヨミ)〈訳〉同じ物を他の者といっしょに数える」(出典:日葡辞書(1603‐04))
  4. ( 算用のとき、金高の読み合わせをする人の意から ) 証人
    1. [初出の実例]「Aiyomiga(アイヨミガ) ナイ〈訳〉比喩。証人がない」(出典:日葡辞書(1603‐04))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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