相賀安太郎(読み)ソウガ ヤスタロウ

20世紀日本人名事典 「相賀安太郎」の解説

相賀 安太郎
ソウガ ヤスタロウ

明治〜昭和期のジャーナリスト



生年
明治6年3月10日(1873年)

没年
昭和32(1957)年3月3日

出生地
東京

別名
号=渓芳

学歴〔年〕
東京法学院(現・中央大学)中退

経歴
明治29年ハワイに移住。移民会社没落の後、38年「やまと新聞」主筆、39年「日布時事」(のちの布哇タイムス)と改称、社長兼主筆となった。41年根来源之とハワイで初めての耕地労働組合・増給期成会を結成、人種差別的待遇改善の大労働争議を指揮し、投獄された。著書に戦時収容所体験記録「鉄柵生活」「五十年間のハワイ回顧」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「相賀安太郎」の解説

相賀安太郎 そうが-やすたろう

1873-1957 明治-昭和時代のジャーナリスト。
明治6年3月10日生まれ。29年ハワイへ移住。39年「日布(にっぷ)時事」社長兼主筆となる。耕地労働者の国籍による賃金差別待遇改善の論陣をはり,根来源之(ねごろ-もとゆき)と42年の大争議を指揮。昭和32年3月3日死去。83歳。東京出身。東京法学院(現中央大)中退。号は渓芳。著作に「鉄柵生活」「五十年間のハワイ回顧」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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