精選版 日本国語大辞典 「真暗」の意味・読み・例文・類語
まっ‐くら【真暗】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① まったく暗いこと。また、そのさま。暗黒。
- [初出の実例]「両眼まっくらになるやうにぞおぼえける」(出典:義経記(室町中か)七)
- ② ある事についてまったく知らないこと。
- [初出の実例]「台所の事は真暗で」(出典:細君(1889)〈坪内逍遙〉一)
- ③ =まっくらやみ(真暗闇)②
- [初出の実例]「戦前」(出典:<出典>)
まっ‐くらがり【真暗】
ま‐くら【真暗】
- 〘 名詞 〙 まったく暗いこと。まっくら。
- [初出の実例]「朝徹は、まくらに有たやみが、朝日がつるつると出て三千大千世界の明なやうな」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)三)