真正染色質(読み)しんせいせんしょくしつ(その他表記)euchromatin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真正染色質」の意味・わかりやすい解説

真正染色質
しんせいせんしょくしつ
euchromatin

染色質に対する語で,異常凝縮を示さない染色質。核分裂後期には染色性が非常に減退し,また低温処理で退色反応をしない。この部分は間期核で,遺伝情報の読取り,すなわち形質発現を行なっている部分と考えられる。染色体のこの部分における重複欠失は,一般に著しいメンデリズムに従う遺伝的変化を引起す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む