真正染色質(読み)しんせいせんしょくしつ(その他表記)euchromatin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真正染色質」の意味・わかりやすい解説

真正染色質
しんせいせんしょくしつ
euchromatin

染色質に対する語で,異常凝縮を示さない染色質。核分裂後期には染色性が非常に減退し,また低温処理で退色反応をしない。この部分は間期核で,遺伝情報の読取り,すなわち形質発現を行なっている部分と考えられる。染色体のこの部分における重複欠失は,一般に著しいメンデリズムに従う遺伝的変化を引起す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む