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遺伝情報 いでんじょうほう genetic information

6件 の用語解説(遺伝情報の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

遺伝情報
いでんじょうほう
genetic information

子生物はどのように個体発生をとげていくべきかという遺伝的規定を親から与えられるが,これを情報という見方からみたとき,遺伝情報という。具体的には,デオキシリボ核酸 DNAを構成するヌクレオチドが,遺伝情報の素材物質であり,ヌクレオチドが3個ずつ並んだ三つ組が,情報としての単位である。

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デジタル大辞泉の解説

いでん‐じょうほう〔ヰデンジヤウホウ〕【遺伝情報】

自己と同じ形質を複製するために、親から子へ、あるいは細胞分裂時に細胞から細胞へ伝えられる情報。DNA(デオキシリボ核酸)の塩基配列として符号化されている。→遺伝暗号

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栄養・生化学辞典の解説

遺伝情報

 遺伝子に蓄えられている情報すなわち生物の特性を規定する情報.

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世界大百科事典 第2版の解説

いでんじょうほう【遺伝情報 genetic information】

子が親に似るという現象を説明するために,親から子に伝わる情報があるという考えは,古くから存在したが,遺伝情報という概念が,科学的な意味で形をなしたのはメンデルの法則以後と考えてよい。〈独立の法則〉〈分離の法則〉〈優劣の法則〉の確立によって,両親から伝わった遺伝情報が,子の世代で実際に発現するかどうかにかかわりなく,保存され,次世代に伝えられることが明らかになった。ある生物のもつ独特の構造や機能を作るために必要な情報は莫大な量に違いないが,この情報も結局はある程度の独立性をもった素情報ともいうべき〈遺伝子〉の集合として理解できることを示唆したのもG.J.メンデルの功績である。

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大辞林 第三版の解説

いでんじょうほう【遺伝情報】

細胞の形質発現や複製のために必要なすべての情報。 DNA 分子における塩基の配列の仕方であらわされ、各種のタンパク質の構造に対応する構造遺伝子をはじめとし、その生成を制御するすべての遺伝子群が含まれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

遺伝情報
いでんじょうほう

生物のもつ遺伝子から出され、遺伝形質を決定する情報。情報源は染色体をつくるDNA(デオキシリボ核酸)である。タバコモザイクウイルスなど、ある種のウイルスではDNAのかわりにリボ核酸RNA)が情報源となる。染色体にある遺伝情報は細胞分裂のときDNA分子の半保存的複製により倍化され、細胞から細胞へ、また親から子へ同じ情報が伝えられる。遺伝情報は遺伝子を単位として発現される。遺伝情報発現の過程では、遺伝子DNAの単位構造であるヌクレオチドの配列が遺伝暗号となり、相補的な構造をもつ伝令RNAに転写される。遺伝暗号を写しとった伝令RNAは核の外へ出て細胞質中のリボゾームとよばれる小粒に付着し、そこでタンパク質アミノ酸配列に翻訳される。このようにして合成されたタンパク質は酵素作用をもち遺伝形質を発現させる。ある生物の遺伝子DNAのヌクレオチド配列が変異原などにより変化すると、遺伝子のもつ遺伝情報が変化し、その生物は突然変異体となる。[石川辰夫]

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世界大百科事典内の遺伝情報の言及

【情報】より

…技術的情報は符号の系列であるから,情報をベクトルと考えヒルベルト空間の点とみなして幾何学的に扱う信号空間の理論もある。さらに,53年にDNAの二重らせん構造を提案したJ.D.ワトソンとF.H.C.クリックは,ガモフの示唆によって遺伝が情報の伝達であり,ヌクレオチドの配列パターンが遺伝情報であるとした。いまではその情報伝達(複写・翻訳)の機構も解明されており,遺伝子操作は遺伝子情報の加工にほかならない。…

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