低温処理(読み)ていおんしょり(その他表記)low-temperature treatment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「低温処理」の意味・わかりやすい解説

低温処理
ていおんしょり
low-temperature treatment

増収や収穫時期の変動を目的に,種子や苗を人工的に一定期間低温下におくこと。作物の種類によっては一定の低温にあわなければ開花や結実をしないものがあるが,このような性質を逆に利用して,発芽した種子や苗を低温処理すれば端境期に商品として出荷して高収益をあげることも可能になる。いちごでは夏から秋にかけて苗を通常 1000m以上の高冷地で 30~90日前後栽培,あるいは冷蔵庫で0℃に 30日前後貯蔵し,そのあとハウスなどで栽培して収穫期を早めることができる。これに準じた方法はシンビディウム,君子蘭などの花卉でも行われている。処理温度と日数は作物によって異なる。

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