眼光紙背に徹す(読み)ガンコウシハイニテッス

デジタル大辞泉 「眼光紙背に徹す」の意味・読み・例文・類語

眼光がんこう紙背しはいてっ

《紙の裏まで見通す意から》書物字句背後にある深い意味をも読みとる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「眼光紙背に徹す」の解説

眼光紙背に徹す

書物を読んで、字句を解釈するだけでなく、その深意までもつかみとること。注意力や理解力が鋭いことのたとえ。

[使用例] 僕が眼光紙背に徹する名探偵ならば、ここでギロリと目玉を光らせてあっさり解決できたわけなんだ[鮎川哲也*黒いトランク|1956]

[由来] 江戸時代末期の儒学者、しおのとういんの文章、「安井ちゅうへいの東遊するを送る序」の一節から。安井仲平(号はそっけん)の才能について、「書を読むに眼は紙背に透る(読書するときには、書かれている紙の裏まで見通す)」と激賞しています。

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