眼裏(読み)がんり

精選版 日本国語大辞典 「眼裏」の意味・読み・例文・類語

がん‐り【眼裏・眼裡】

  1. 〘 名詞 〙 目の中。眼の内。眼中
    1. [初出の実例]「眼裏あらふべし、著沙不得なるがゆゑに」(出典:正法眼蔵(1231‐53)洗面)
    2. 「清滝の浪に眼裏の塵を洗ひ」(出典:俳諧・写経社集(1776)洛東芭蕉菴再興記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android