精選版 日本国語大辞典 「睨合」の意味・読み・例文・類語
にらみ‐あ・う ‥あふ【睨合】
〘自ワ五(ハ四)〙
① 互いににらむ。互いに目をいからせてじっと相手を見る。
② 敵対する者が、互いに相手の動きをじっとうかがい、行動にうつらないでいる。
※東国陣道記(16C末)「山の名のにらみあひたるせめ衆よにんにく慈悲にひかせてもたへ」
にらみ‐あい ‥あひ【睨合】
〘名〙
① 互いににらみ合うこと。また、互いに敵視して、相手の様子をうかがっていること。
※松翁道話(1814‐46)二「貪欲とは飯碗の内から白眼(ニラミ)合ひする兵糧攻」
にらみ‐あわ・す ‥あはす【睨合】
[1] 〘他サ五(四)〙 互いににらむ。また、あれこれと比較・参照して考え合わせる。
[2] 〘他サ下二〙 ⇒にらみあわせる(睨合)
にらみ‐あわ・せる ‥あはせる【睨合】
〘他サ下一〙 にらみあは・す 〘他サ下二〙 あれとこれとを比較したり参照したりして、うまくいくように考える。
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