睨競(読み)にらみくら

精選版 日本国語大辞典 「睨競」の意味・読み・例文・類語

にらみ‐くら【睨競】

  1. 〘 名詞 〙 子どもの遊び。互いににらみ合って笑い出した方を負けとするもの。転じて、むかい合ったり、物を見つめたりしたまま長い間黙っていることもいう。にらみっくら。にらめくら。にらめっくら。にらめっこ。にらみごく。
    1. [初出の実例]「にらみくらをするやうなるは。よろしからさる程に」(出典:洒落本・魂胆惣勘定(1754)上)

にらめ‐くら【睨競】

  1. 〘 名詞 〙にらみくら(睨競)
    1. [初出の実例]「にこにこと・そりゃこそまけたにらめくら」(出典:雑俳・雪の笠(1704))

にらめっ‐くら【睨競】

  1. 〘 名詞 〙にらみくら(睨競)
    1. [初出の実例]「あんどうとにらめっくらをして」(出典:洒落本・品川楊枝(1799))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android