瞋恚を燃やす(読み)しんいをもやす

精選版 日本国語大辞典 「瞋恚を燃やす」の意味・読み・例文・類語

しんい【瞋恚】 を 燃(も)やす

  1. 他人に対して烈しくうらみ怒る。
    1. [初出の実例]「女房しんいをもやして、ちゃわん茶釜すりこばち迄打わっての女夫いさかい」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)京)
  2. 煩悩(ぼんのう)情欲などがきわめて盛んなさま。また、やきもきするさまにいう。
    1. [初出の実例]「しんいを互ひに燃し、両方恋にせめられ」(出典:浮世草子・好色五人女(1686)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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