矢並(読み)ヤナミ

デジタル大辞泉 「矢並」の意味・読み・例文・類語

や‐なみ【矢並】

えびらに差した矢の列。また、その並びぐあい。
武士もののふの―つくろふ籠手こての上に霰たばしる那須の篠原」〈金槐集・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「矢並」の意味・読み・例文・類語

や‐なみ【矢並】

  1. 〘 名詞 〙(えびら)胡簶(やなぐい)などに差した矢の並び。多く「やなみつくろう」の形で、矢を揃え整えるの意に用いられる。
    1. [初出の実例]「もののふのやなみつくろふ籠手の上に霰たばしる那須の篠原」(出典:貞享版金槐集(1213)冬)

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