矢島翠(読み)やじまみどり

百科事典マイペディア 「矢島翠」の意味・わかりやすい解説

矢島翠【やじまみどり】

批評家,翻訳家。東京都出身。東京大学文学部卒業。1955年共同通信社入社。外信部,ニューヨーク特派員。1976年退社。ジャーナリストとして活躍するかたわら,文章家としても知られ,雑誌《映画芸術》などにすぐれた映画批評を発表した。著書に《出会いの遠近法》(潮出版社,1979年),《ベネツィア暮らし》(朝日新聞社,1987年,のちに平凡社ライブラリー),訳書にルイス・ブニュエル《映画,わが自由の幻想》(早川書房,1984年)など。夫は評論家加藤周一

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