矢懸(読み)やがかり

精選版 日本国語大辞典 「矢懸」の意味・読み・例文・類語

や‐がかり【矢懸】

  1. 〘 名詞 〙 射た矢の届く範囲。矢ごろのよい場所。
    1. [初出の実例]「目に見ゆる程の鳥にて、矢懸(ヤガカ)りならんずるに、何事ありとも射はづすまじき物をと思ければ」(出典太平記(14C後)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android