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涅槃会 ねはんえ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

涅槃会
ねはんえ

釈尊が亡くなって涅槃に入ったとされる日に行われる仏教の法会。一般にその日は2月 15日とされ,涅槃忌,常楽会 (じょうらくえ) などともいう。

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デジタル大辞泉の解説

ねはん‐え〔‐ヱ〕【××槃会】

陰暦2月15日の釈迦(しゃか)入滅の日に行う法会。涅槃像をかかげ、遺教経(ゆいきょうぎょう)を読誦(どくじゅ)する。涅槃講。常楽会。 春》「―や心よい日の兆典司(てうでんす)/太祇

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百科事典マイペディアの解説

涅槃会【ねはんえ】

釈迦の入滅の日に行う,釈迦を追慕する法会。涅槃忌・常楽会・仏忌とも。中国・日本では,2月15日を入滅の日とし,毎年涅槃図を掛け,《仏遺教経》を誦する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ねはんえ【涅槃会】

仏忌(ぶつき),常楽会ともいう。釈迦入滅の2月15日に,遺徳を追慕し報恩謝徳の意を表す仏会。涅槃は元来,物の消滅する意味である。釈迦の入滅の日については異説があるが,《大般(だいはつ)涅槃経》などにある2月15日とする説が流布するにいたり,日本でも平安時代以降,諸寺において広く行われた。滋賀の石山寺では805年(延暦24)に創始されたと伝え,13世紀ころには盛大な年中行事の一つであったことが《石山寺縁起》で知られるし,奈良興福寺でも,860年(貞観2)に修円の高弟寿広已講によって西金堂で創始され,常楽会と称して同寺屈指の仏事の一つとなった。

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大辞林 第三版の解説

ねはんえ【涅槃会】

釈迦入滅の日とされる陰暦2月15日に、釈迦の徳をたたえて行う法会。涅槃図をかかげ、遺教経ゆいきようぎようを読誦する。現在は3月15日に行われる。更衣きさらぎの別れ。常楽会。涅槃講。仏忌。 [季] 春。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

涅槃会
ねはんえ

釈迦(しゃか)入滅の忌日(きにち)に行う法会(ほうえ)。涅槃は、貪(むさぼ)りや怒りなどの煩悩(ぼんのう)の炎が吹き消された状態をいう。すでに煩悩を滅している仏がその肉身をも滅することを、完全涅槃という意味で般涅槃(はつねはん)という。釈迦牟尼仏(むにぶつ)は2月15日に入滅したとされ、後世この日に釈尊涅槃画像を掲げて、『涅槃経』や『仏遺教経(ぶつゆいきょうぎょう)』を読誦(どくじゅ)して、報恩供養(くよう)の法会を行った。釈尊が生まれた降誕会(こうたんえ)(4月8日)、悟りを開いた成道会(じょうどうえ)(臘八(ろうはち)、12月8日)とあわせて三仏忌という。[中尾良信]

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世界大百科事典内の涅槃会の言及

【寺事】より

…宗派が異なる場合はもちろん,同一宗派でも同一の行事に異なる法要を勤修する場合がある。たとえば,釈迦涅槃(ねはん)の供養を目的とする涅槃会に,講経論義法要,講式法要あるいは読経法要などが,寺々の事情と判断で勤修されたり,年の初めの祈願を目的とする修正会(しゆしようえ)に,四箇法要,悔過法要,大般若転読法要などがそれぞれに勤修される類である。また反面,多宗派に共通の法要形式を同一の目的で勤修する場合でも,行事の名称は必ずしも同一とはならない。…

【ベーサカ祭】より

…南方仏教で,釈迦の誕生,成道(じようどう),入滅を祝って行われる祭り。中国や朝鮮,日本などの北伝(大乗)仏教では,釈迦の誕生,成道,入滅はそれぞれ別の日のこととされ,それらの日ごとに祝われる(たとえば,4月8日の降誕会(ごうたんえ)または灌仏会(かんぶつえ),12月8日の成道会(じようどうえ),2月15日の涅槃会(ねはんえ)など)。一方,スリランカやミャンマー,タイなど南方仏教の諸国では,これらはいずれもインド暦で第2月とされるバイシャーカvaiśākha月の満月の日のこととされ,毎年,この日にあたる5月末から6月初めの満月の日を中心に,盛大な祭りが行われる。…

【法会】より

…日本では598年(推古6)4月に聖徳太子が,諸王・豪族を集めて法華・勝鬘(しようまん)の2経の講義を行ったことが知られ,仏教の興隆流布とともに各種の法会が催された。経論の主旨を究明しようとした維摩(ゆいま)会最勝会,唯識会,俱舎(くしや)会,華厳会,法華会をはじめ,国家の安泰を祈る仁王(にんのう)会,大般若会や,釈迦の入滅を追慕し報恩の意を表す涅槃(ねはん)会は,やがて一宗一寺の祖師信仰と結びついて,祖師の御影(みえ)像や堂を造って忌日に法事を行うにいたった。中世には祖先の追善冥福を祈る法会も一般化し,ときに斎(とき)(食事)の席を設けるなどして今日に至っている。…

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