矢衾(読み)ヤブスマ

デジタル大辞泉 「矢衾」の意味・読み・例文・類語

や‐ぶすま【矢×衾】

射手がすきまなく並び立った列。また、すきまなく一面に矢を飛ばすこと。
「―を作って、遠矢に射殺さんとしける間」〈太平記・一〇〉

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「矢衾」の意味・読み・例文・類語

や‐ぶすま【矢衾】

  1. 〘 名詞 〙 弓の射手が大勢すきまもないくらいに立ち並んだ列。また、それらの射手が弓を射て、一面に矢が飛んでくること。
    1. [初出の実例]「敵は定矢衾(ヤフスマ)を作って射ずらん」(出典源平盛衰記(14C前)三五)

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