短期借り・長期貸し(読み)たんきがり・ちょうきがし(その他表記)short-term procurement/long-term utilization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「短期借り・長期貸し」の意味・わかりやすい解説

短期借り・長期貸し
たんきがり・ちょうきがし
short-term procurement/long-term utilization

長期運用資金の原資となる調達資金に短期資金を用いることをいう。日本の資本収支およびこれを反映した対外資産負債バランス (企業の貸借対照表に相当) の状況をさす場合にしばしば用いられる。日本の対外総資産は,対外総負債を上回っているが,長期・短期別の資産・負債に着目すると,長期は資産超,短期は負債超となっている。これは近年経常収支を上回る長期資本の流出が継続している状況を背景に,長期資金の流出 (貸出し) を,短期資金の流入 (借入れ) によってまかなっていることを意味している。

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