流入(読み)りゅうにゅう

精選版 日本国語大辞典「流入」の解説

りゅう‐にゅう リウニフ【流入】

〘名〙
① 流体が流れ込むこと。川などの水が流れ込むこと。るにゅう。
※欣求浄土(1968)〈藤枝静男〉「流入する海水の温度が浜名湖とサロマ湖とではちがうせいかも知れぬ」 〔漢書‐五行志上〕
② 他から多くの人や金、思想などが妨げなしにはいってくること。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「此全地は、欧州の文化に従ひて、其自主の力と、立産の財本と、溢れて此国に流入したるなり」

ながれ‐い・る【流入】

〘自ラ四〙 流れてはいる。流れるようにはいる。流入する。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「東の対の南のはしには、広き池ながれいりたり」

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デジタル大辞泉「流入」の解説

りゅう‐にゅう〔リウニフ〕【流入】

[名](スル)
流体が流れ込むこと。「琵琶湖への流入地点」「汚水流入する」⇔流出
多くの人や金などが外部から入り込んでくること。「外国資本の流入」「周辺から人口流入する」

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世界大百科事典内の流入の言及

【力】より

…ニュートンの万有引力は〈遠隔作用〉であるが,遠隔的な作用が〈隠れたoccult〉性質のものだという批判はデカルト派が提起した。例えば新プラトン主義では,大宇宙(マクロコスモス)と小宇宙(ミクロコスモス)の対応,そのなかでの〈流出emanatio〉を使っての占星術的支配力(逆に小宇宙たる人間の側からみれば,それは〈流入influentia〉すなわち〈影響力〉ということになる)が受け入れられており,それらは〈隠れたoccult〉ものであったからである。しかし,そうした力の存在への信頼は,人間や生物に特有とされる生命力の転化でもある〈念力〉などと並んで,今日でさえ一つの知識領域を構成する。…

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