デジタル大辞泉 「石を抱きて淵に入る」の意味・読み・例文・類語 石いしを抱いだきて淵ふちに入いる 《「韓詩外伝」三から》むやみに危険をおかすこと、意味なく自分の命を捨てることのたとえ。石を抱きて淵に臨のぞむ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「石を抱きて淵に入る」の意味・読み・例文・類語 いし【石】 を 抱(いだ)きて淵(ふち)に=入(い)る[=臨(のぞ)む] ( 「韓詩外伝‐巻三」に「君子行不レ貴二苟難一〈略〉夫負レ石而赴レ河、行之難レ為者也、而申徒狄能レ之、君子不レ貴者、非二礼義之中一也」とあるところから ) むやみに大きな危険をおかすこと。意味なく命を失ったり悲運をまねくことのたとえ。[初出の実例]「宝の山に入て手を空くして出、石を抱て深き渕に入て命を失ふが如し」(出典:今昔物語集(1120頃か)二〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例