危険(読み)キケン

デジタル大辞泉の解説

き‐けん【危険】

[名・形動]
あぶないこと。生命や身体の損害、事故・災害などが生じる可能性のあること。また、そのさま。「身に危険が迫る」「高所での危険な作業」⇔安全
悪い結果を招く可能性があること。また、そのさま。「国際的に孤立する危険がある」「危険(か)けに出る」

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保険基礎用語集の解説

危険

リスクともいわれ、多義に用いられています。主要な意義は次のとおりです。?偶然な出来事(事態、事件、事故以下同じ)の発生の可絶佳?偶然な出来事の発生の可能性の度食?偶然な出来事の発生の可能性にかかわりのある具体的な個々の事情またはそれらの絶倒犬態?偶然な出来事それ自供?偶然な出来事が発生する客体?偶然な出来事の結果を負担すべき必要性または責任。ちなみに英語のhazard、perilは、それぞれ上記の?、?の意義を有している用語を指します。

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世界大百科事典 第2版の解説

きけん【危険 risk】

経済学・統計学用語。人間の活動,生存には,不測事態による損失ないし災害はつきものである。この場合の不測事態とは,事前に確実にはその生起を予見できないような事象の生起を意味する。そのような不確実にしか予見できない事象の生起によって被る損失もしくは収益減の可能性を,危険あるいはリスクと呼ぶ。この場合,〈予測〉のよってきたるゆえんからみて,〈危険〉には,それが基本的に(1)複雑な自然のメカニズムに対する人知の限界と自然力に対する制御不可能性からくるもの(地震・集中豪雨等),(2)生体,物質間の相互作用の在り方をはじめとして,事物の因果関係については,われわれにとって科学的になお未知部分があるためにおこるもの(新薬の副作用等),(3)人間的ミス,誤操作等によっておこるもの(パイロットや整備技師のミス・オペレーションが原因の航空事故等),さらに(4)市場価格,一般大衆の反応といった,人間行動をとりまく社会的環境条件の将来動向を完全には予測しえないことからくるもの(不測の販売量低下にもとづく大規模設備投資の失敗等),等の諸タイプがある。

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大辞林 第三版の解説

きけん【危険】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
あぶないこと。身体や生命に危害または損失の生ずる恐れがあること。また、そのさま。 ⇔ 安全 「 -な仕事」 「 -を避ける」
[派生] -さ ( 名 )

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精選版 日本国語大辞典の解説

き‐けん【危険】

〘名〙 (形動)
① 身体、生命に危害の生ずるおそれがあること。危ないさま。
※続日本紀‐天平九年(737)四月戊午「八十里地勢平坦無危嶮
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉一〇「官軍危嶮(キケン)の敵国に斯の如くに深入して」 〔韓非子‐有度〕
② 社会の現秩序をみだす可能性があること。「危険思想」
※経済小学(1867)下「開闢(かいびゃく)既に久しき国に於ては風俗漸く危嶮に赴き」
③ 好ましくないことが起こる可能性があること。また、特に死に瀕した状態にあるさま。
※後世への最大遺物(1897)〈内村鑑三〉一「此二つの考に就て十分に決心しない人が金を溜めるといふことは甚だ危険の事だと思ひます」
※無関係な死(1961)〈安部公房〉「知らずにへまを犯す危険にさらされている」

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