20世紀日本人名事典 「石井花子」の解説 石井 花子イシイ ハナコ 昭和・平成期の女性 ゾルゲの愛人。 生年明治44(1911)年5月13日 没年平成12(2000)年7月1日 出生地岡山県倉敷市 学歴〔年〕看護学校卒 経歴岡山の看護学校卒業後、上京。昭和10年銀座にあったドイツ人経営の酒場・ラインゴールドでウエイトレスをしている時“ゾルゲ事件”の中心人物リヒアルト・ゾルゲと出会い、半年後恋愛関係に。以後、16年10月16日ゾルゲ検挙の日まで、日本人妻として6年間暮す。ゾルゲは19年11月7日に巣鴨拘置所で処刑され、戦後その遺骨の発見に奔走する。回想録「愛のすべてを―人間ゾルゲ」を24年出版、その印税で多磨霊園にゾルゲの墓を作った。平成3年ゾルゲ事件50周年記念集会の準備に協力した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by