日本歴史地名大系 「石切村」の解説 石切村いしきりむら 静岡県:周智郡春野町石切村[現在地名]春野町石切植田(うえつた)村の東、気田(けた)川支流石切川の上流、小俣(おまた)川と京丸(きようまる)川の合流地点周辺にある。永禄一二年(一五六九)閏五月二〇日の徳川家康判物写(和田文書)に「犬居之内本知行」として「気多之内 上石切」とあり、同所などが渡辺三左衛門尉に宛行われた。近世初期から幕府領。正保郷帳では永三貫五〇文、うち東泉寺領五〇文・八幡領五〇文。椴雑木柴山ありと注記される。元禄郷帳では高五六石余。小物成は売物二割出・駒役・黐役・山手役などがあった(年未詳「犬居領四一ヵ村小物成等書上」白川家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報