日本大百科全書(ニッポニカ) 「石切神社」の意味・わかりやすい解説 石切神社いしきりじんじゃ 東大阪市東石切町に鎮座。石切剱箭(つるぎや)神社とも称し、宮山に上ノ宮(奥ノ院)がある。饒速日尊(にぎはやひのみこと)と可美真手命(うましまでのみこと)を祀(まつ)る。創建年代は不詳。天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫神饒速日尊が天降(あまくだ)った哮(たける)ヶ峰(生駒山(いこまやま))に、その子神可美真手命とともに祀ったといわれる。春祭は4月14~16日、夏祭8月3、4日、秋祭10月21、22日。行者が修練のため参拝する石切の滝は有名。単立の宗教法人で、1946年(昭和21)設立の神道石切教本庁もある。[寳來正彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例