石名庄(読み)いしなのしよう

日本歴史地名大系 「石名庄」の解説

石名庄
いしなのしよう

東大寺雑役免荘園。永観二年(九八四)の湛照僧都分付帳(東大寺要録)の「大和国雑役免」のうちに「石名庄四町一段二百歩」とみえる。長寛元年(一一六三)と考えられる大和国石名荘坪付案(東大寺文書)には、

<資料は省略されています>

とある。これによると、石名庄は左京職田と公田畠の雑役免からなる荘園であるが、村石丸の負田に設定されたものであることがうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android