日本歴史地名大系 「九条村」の解説
九条村
くじようむら
淀川水系河口に形成された三角洲の一つ九条島にある村で、雲)が土豪池山新兵衛一吉(如心)を起用して四貫島と九条島を開発し、そののち池山氏は代々九条村庄屋を勤めたとされる。「西成郡史」では、同年米屋弥右衛門ら一二名が新田を開いて弥右衛門が名主となり、同四年三月に夕雲の検地を受けたとし、検地帳も残っていたと記す。
九条村
くじようむら
- 奈良県:大和郡山市
- 九条村
東南流してきた
文禄年間(一五九二―九六)郡山城主増田長盛が郡山城の外堀をつくるため秋篠川の流路を東に変更した。この結果旧河道に石高一四・七一七石の土地が生じた。慶長郷帳では「九条同所庄川」(幕府領、代官大久保長安)、元和郷帳では「添下郡日古河跡」(郡山藩水野勝成)とみえるが、寛永郷帳ではこの高を九条村に合わせている。すなわち「一千二拾石七斗九升七合 本多内記 九条村 内十四石七斗一升七合 古川跡ニ高入」と記されている。
九条村
くじようむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報