条里（読み）ジョウリ

デジタル大辞泉

じょう‐り〔デウ‐〕【条里】

土地の区画。市街や耕地などの区画。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

じょう‐りデウ‥【条里】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 条と里(り)。平野部田地の区画。→条里制。
   1. [初出の実例]「而被_二同年八月三日重牒_一偁、田畠条里可_二注言_一者」(出典：東寺文書‐天平二〇年（748）二月一一日・弘福寺三綱牒)
   2. 「その地、程せばくて条理を割るに足らず」(出典：方丈記（1212）)
3. ② 条坊のこと。
   1. [初出の実例]「京中の条里(デウリ)小路、門門戸戸(へべ)、耳を峙(そばだて)思ふも思はぬも」(出典：源平盛衰記（１４Ｃ前）一)

出典　精選版 日本国語大辞典

防府市歴史用語集

条里

　１辺１町［ちょう］（約１０９ｍ）の四角形に区切った土地をもとにした土地区画です。最大６町の四角形の範囲で、条［じょう］と里［さと］の番号をつけ、その中で１町ごとに坪［つぼ］として番号をつけていました。「○条○里○の坪」というように、土地の住所をしめしていました。

出典　ほうふWeb歴史館