石城志(読み)せきじようし

日本歴史地名大系 「石城志」の解説

石城志
せきじようし

一二巻 津田元顧校定・津田元貫編録

成立 明和二年

写本 福岡県立図書館

解説 博多市小路町の医師津田元顧が養子元貫に「九州軍記」「筑前国続風土記」「黒田家譜」などの古書・古記を与え、見聞したことを口授して編録させた博多の地誌。内容は地理神社・仏事・歳事・土産・薬品類・人事雑著などからなり、人事は島井神屋などの博多の商人や年行司について記す。巻首に博多古図と新図を付している。

活字本 大正八年刊、昭和五二年復刻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android