石投の味噌吸(読み)いしなぎのみそず

精選版 日本国語大辞典 「石投の味噌吸」の意味・読み・例文・類語

いしなぎ【石投】 の 味噌吸(みそず)

  1. ( 「味噌吸」は「味噌吸物」の略 ) 石投は姿は鯛に似ているが味の劣る魚、すなわち、鯛の味噌吸に似て実はそうでないもの。転じて、ちょっと見ると似ているが、実際はそうでないものの意。まやかしもの。
    1. [初出の実例]「青楼の美景ここに尽ぬれば、後世拙き筆を以てこれを述んとするは、いしなぎの味噌吸(ミソス)、赤にしの壺やき、鯛と栄螺(さざい)のおっかぶせも」(出典人情本・契情肝粒志(1825‐27)初)

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