栄螺(読み)さざい

精選版 日本国語大辞典 「栄螺」の意味・読み・例文・類語

さざい【栄螺】

〘名〙
① 「さざえ(栄螺)」の変化した語。
言継卿記‐天文一五年(1546)三月二〇日「予又内々へ参、ささい数十被下之」
※雑俳・柳多留‐六一(1812)「釜のふた明く日にさざいにへこぼれ」
[補注]子見出しは「さざえ」の項にまとめた。

さだえ【栄螺】

〘名〙 「さざえ(栄螺)」の変化した語。
※国基集(1102頃)「したたみも鮑さたえも蛤もかきあつめたりみななからみよ」

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デジタル大辞泉 「栄螺」の意味・読み・例文・類語

さざえ【栄螺/拳螺】

リュウテンサザエ科の巻き貝。北海道南部から南の暖流の影響を受ける岩礁分布貝殻は殻高約10センチで厚く、こぶし状をなし、太いとげのような突起をもつものが多い。肉は壺焼きなどで賞味され、春から初夏が旬。さざい。さだえ。 春》「海げるしづかさに焼く―かな/蛇笏
茶道具七種蓋置しちしゅふたおきの一。サザエの形をしたもの。

さざい【栄螺】

さざえ」の音変化。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「栄螺」の解説

栄螺 (サザエ)

学名Batillus cornutus
動物。リュウテンサザエ科の巻き貝

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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