石田友治(読み)イシダ トモジ

20世紀日本人名事典 「石田友治」の解説

石田 友治
イシダ トモジ

大正期のキリスト教の教化指導者



生年
明治14(1881)年

没年
昭和17(1942)年

出生地
秋田県

学歴〔年〕
デサイプル神学校卒

経歴
大正2年新聞人で評論家茅原華山雑誌「第三帝国」を創刊大正デモクラシーの中で民本主義を唱え、「新しき人道主義」を標ぼうした。7年「文化運動」と改題、11年教育運動家で出版業の下中弥三郎に経営を譲り、啓明会運動の機関誌とした。日本国際教育協会理事、YMCA宗教部主事などを務め、自由大学運動にも投じた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石田友治」の解説

石田友治 いしだ-ともじ

1881-1942 大正-昭和時代前期のキリスト教伝道者。
明治14年5月20日生まれ。大正2年茅原華山(かやはら-かざん)らと「第三帝国」を創刊し,民本主義を唱道する。4年茅原とわかれて「新理想主義」(のち「文化運動」)を刊行。12年YMCA宗教部主事となり,市民自由大学をひらく。昭和5年「兄弟愛運動」を発行し,伝道活動をすすめた。昭和17年5月17日死去。62歳。秋田県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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