石釜村(読み)いしがまむら

日本歴史地名大系 「石釜村」の解説

石釜村
いしがまむら

[現在地名]早良区石釜

西にし村の西、ほぼ東流する石釜川(現室見川)流域にある。村名は石竈とも記される(続風土記附録)。南は大峯尾山・かな山を境に肥前国神埼かんざき三瀬みつせ(現佐賀県三瀬村)。長享三年(一四八九)正月二二日の東門寺文書紛失状案(修学院文書/佐賀県史料集成五)によれば、嘉保三年(一〇九六)に大蔵種房から背振せふり東門とうもん寺へ寄進された横山よこやま(脇山)六三町のうちに「石釜六町」があり、東門寺上宮堂社・講行祭礼灯油料などに充てられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android