石龕(読み)セキガン

デジタル大辞泉 「石龕」の意味・読み・例文・類語

せき‐がん【石×龕】

石の塔。五輪塔多宝塔の類。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「石龕」の意味・読み・例文・類語

せき‐がん【石龕】

  1. 〘 名詞 〙 石の塔。五輪塔・多宝塔の類。また、岩の崖などを掘って造った岩室
    1. [初出の実例]「然るに、石龕の内に籠て行ふ間に、忽(たちまち)に金の人現て云く」(出典今昔物語集(1120頃か)一一)
    2. [その他の文献]〔戴叔倫‐遊少陵寺詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android