新潟県中西部、西蒲原郡(にしかんばらぐん)にあった旧村名(岩室村(むら))。現在は、新潟市(にいがたし)の南西部(西蒲(にしかん)区の一部)にあたる。2005年(平成17)岩室村は新津(にいつ)市、白根(しろね)市、豊栄(とよさか)市、小須戸(こすど)町、横越(よこごし)町、西川(にしかわ)町、亀田(かめだ)町、味方(あじかた)村、潟東(かたひがし)村、月潟(つきがた)村、中之口(なかのくち)村とともに新潟市に編入。旧村域は日本海に臨み、JR越後線(えちごせん)が通じ、国道116号、402号(越後七浦シーサイドライン)、460号、弥彦(やひこ)山スカイラインも走る。弥彦山麓(さんろく)にあり、古くは越後一宮(いちのみや)の弥彦参道の宿場・温泉街として栄え(岩室温泉)、有名な岩室甚句(じんく)はそのころ参詣(さんけい)客に歌われた民謡であった。いまも新潟の奥座敷といわれる歓楽郷で、弥彦観光客の利用が多い。間瀬(まぜ)は日本海に面する古くからの漁村であったが、第二次世界大戦後、シーサイドラインの開通で、磯(いそ)釣り観光客や海水浴客でにぎわっている。
[山崎久雄]
『『岩室村史』(1974・岩室村)』
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…東部は信濃川派川の西川沿いの低地,西部は弥彦山地と狭い海岸低地からなる。中心集落はJR越後線岩室駅のある和納地区。農業と観光が産業の中心。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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