最新 地学事典 「砕屑岩脈」の解説
さいせつがんみゃく
砕屑岩脈
clastic dike ,clastic dyke
さまざまな砕屑物からなる岩脈。堆積岩脈(sedimentary dike),水成岩脈(neptunian dike)とも。一般に層理面や層状構造に斜交しており,層理に平行しているものは砕屑岩床(clastic sill)と呼ばれる。構成物の種類により,砂岩岩脈・泥岩岩脈などと呼ばれる。大小さまざまで,まれに数kmの延長をもつ。成因的には,開口した裂罅(か)を崩壊物質が埋めたもの(構成物はさまざまで,水平の粒子配列をもつことがある),液状化により裂罅へ注入したもの(砂が主で,壁面に平行な粒子配列),高圧下で流動した物質が裂罅の中へ押し込まれたもの(泥など細粒物が主で,壁面に平行な粒子配列)のほか,火成活動に伴うもの,断層運動に伴うものなどが考えられている。岩脈群として,平行・雁行・共役などの規則性のみられるものがある。参考文献:林唯一(1966) 日本地質地理輯,37巻
執筆者:垣見 俊弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

