堆積岩脈(読み)たいせきがんみゃく(その他表記)sedimentary dike

日本大百科全書(ニッポニカ) 「堆積岩脈」の意味・わかりやすい解説

堆積岩脈
たいせきがんみゃく
sedimentary dike

地層を切って貫入した板状の堆積岩体。砕屑岩脈(さいせつがんみゃく)ともいう。堆積岩体の種類により、泥岩岩脈、砂岩岩脈、礫(れき)岩岩脈に区分される。これらのなかでもっとも普通にみられるのは、地震の揺れで液状化した砂の流動によって形成される砂岩岩脈である。固結していないものは砂脈とよばれる。

[伊藤谷生・村田明広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android