砕残偽斑状構造(読み)さいざんぎはんじょうこうぞう(その他表記)porphyroclastic texture

岩石学辞典 「砕残偽斑状構造」の解説

砕残偽斑状構造

岩石の成分鉱物が粒状化作用を受けた際に,その作用を免れた部分が班点状に残って斑晶のように見えるもの[Becke : 1913].大きい角状またはレンズ状の砕残偽斑晶(porphyroclast)が,細粒潜晶質マトリクスに囲まれた組織で,破砕で変形した岩石に形成される.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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