最新 地学事典 「破断劈開」の解説
はだんへきかい
破断劈開
fracture cleavage
細密で平行な破断面としての劈開で,鉱物粒の形態定向配列をまったく伴わない。コンピテント層の褶曲において軸面に対称的な扇状配列を示し,流動劈開・細密褶曲劈開と同様,軸面劈開としての性格を示すのが普通。細密褶曲劈開のもつ細密平行破断面もまた破断劈開とみられる。破断劈開の用語はC.K.Leith(1905, 14)により,細密節理劈開(close-joints cleavage, H.C.Sorby, 1857),歪みすべり劈開(T.G.Bonney, 1886),偽劈開(T.N.Dale, 1888),剝離(L.M.Hoskins, 1896;Van Hise, 1896),リフト(rift, C.K.Leith, 1905)などの総称として提唱されたが,J.L.Knill(1960)により,歪みすべり劈開,偽劈開などから区別され,上記の定義が与えられた。
執筆者:原 郁夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

